岡山県最低賃金の40円引上げを答申

有識者の代表などでつくる岡山地方最低賃金審議会は、2023年度の岡山県の最低賃金を時給932円に引き上げるよう岡山労働局長に答申しました。

現行の岡山県の最低賃金は時給892円ですが、今回の引き上げ額は「40円」となります。この40円の引き上げは、最低賃金が時給表示に切り替わった2002年度以降で最大の増加幅を示すものです。

厚生労働省の中央最低賃金審議会は7月28日に、岡山県を含む28道府県に対して、最低賃金の引き上げ額を40円とする方針を示しました。

最低賃金の改定には、異議申し出の手続きなどが絡みますが、これらの手続きが進行し、最終的な決定が下された際には、2023年10月1日に改定が予定されています。

これにより、岡山県の労働者の生活水準の向上や雇用環境の改善が期待されます。
一方で、中小企業にとっては、人件費の増加、収益性の低下、人材確保と定着の難化、経費削減の必要など、様々な影響があります。
これらの課題に対応するため、適切な経営判断をより効果的に行う必要があります。

給与体系についての見直しや労務の効率化など、是非、専門家である社会保険労務士にご相談ください。