最低賃金 全国平均で時給1004円に
今年の10月から適用される今年度の都道府県ごとの最低賃金が出そろいました。
国の目安以上の引き上げが相次ぎ、平均の引き上げ額は過去最大の43円で、全国平均の時給は初めて1000円を超えて1004円となります。
厚生労働省の審議会は先月、最低賃金を地域ごとに39円から41円、全国平均で41円引き上げ、初めて時給が1000円を超えて1002円とする目安を示していました。43円の引き上げは目安で示す制度が始まった昭和53年以降で最大です。
23の都道府県では目安通りの引き上げで、目安を下回った都道府県はありませんでした。
引き上げ後の時給をみると最も高いのは東京都で1113円。最も低いのは岩手県で893円でした。
最高額と最低額の差は220円とこれまでよりも1円広がりました。
なお、答申された改定額は、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10月1日から10月中旬までの間に順次発効される予定です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
令和5年度最低賃金額答申|厚生労働省 (mhlw.go.jp)