受動喫煙防止対策助成金の申請受付開始

令和7年度 受動喫煙対策への助成金制度がスタートしました

厚生労働省では、令和7年度の「受動喫煙防止対策助成金」の申請受付を開始しました。
主に小規模な飲食店を対象に、喫煙専用室の新設や改修を支援する制度です。

対象となる施設と措置内容

本助成金は、健康増進法に基づく「既存特定飲食提供施設」を対象としています。
具体的には、以下のような施設・条件に該当する事業者が対象です。

  • 2020年4月1日時点で営業していた飲食店等
  • 資本金5,000万円以下
  • 客席の広さが100㎡以下

このような施設で実施される、以下いずれかの措置が助成対象です。

① 喫煙専用室の設置または改修(喫煙以外の用途に使用不可)

  • 出入口付近で風速0.2m/秒以上の気流を確保すること
  • 壁や天井でしっかりと区画されており、煙が漏れない構造であること
  • 煙は屋外へ排気されるよう設計されていること

② 指定たばこ専用喫煙室の設置または改修(加熱式たばこ限定、喫煙以外の用途も可)

  • 上記①と同様の構造的要件が求められます

助成の内容

助成対象となる費用には、工事費、設備費、備品費、機械装置費などが含まれます。

  • 助成率
     飲食業を主たる業種とする事業者:費用の3分の2
     それ以外の業種の事業者:費用の2分の1
  • 上限額100万円

申請について

申請の締切は**令和8年1月31日(土)**とされていますが、予算額に達し次第、締切を待たず受付終了となる可能性があります。申請をご検討の方は、早めのご対応をおすすめします。


詳しい情報や申請方法については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。
受動喫煙防止対策助成金 職場の受動喫煙防止対策に関する各種支援事業(財政的支援)|厚生労働省