女性版骨太の方針2023、女性役員比率2030年までに30％以上等を提案

　政府は５日、男女共同参画会議を開き、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023（女性版骨太の方針2023）」（原案）を示しました。
　女性活躍と経済の好循環に向けた取り組みとして、東証プライム市場上場企業では、2025年目途に１名以上の女性役員の選任、30年までに女性役員比率30％以上などの目標を設けます。
　女性の所得向上・経済的自立の取組の強化では、女性の正社員比率が30歳代以降低下する「Ｌ字カーブ」の解消に向けて、長時間労働の是正や、男性の育休取得の推進等の性別役割分担の解消に向けた取り組みを進めるとしています。
https://www.gender.go.jp/kaigi/danjo_kaigi/gijisidai/ka70-s.html
（女性版骨太の方針2023（原案）概要）
https://www.gender.go.jp/kaigi/danjo_kaigi/siryo/pdf/ka70-s-1.pdf

　企業が女性の力を引き出し、働きやすい環境を整えることは、多様性の促進や優れた人材の確保、組織のイメージ向上など、企業の成長と競争力向上につながります。女性の活躍支援には、柔軟な働き方やキャリアパスの確立、家族との両立支援など、女性が輝ける環境を整える必要があります。
　働きやすい環境づくりは、労務管理のプロである社労士の専門分野です。
　女性の活躍支援をはじめ、多用な働き方への職場環境の整備をご検討中の企業様は、ぜひ、専門家である社会保険労務士にご相談し、従業員の皆様が能力を発揮できる職場づくりを進めましょう。